2006年4月25日
プレスリリース
報道関係者各位
株式会社ジャパン・ビジネス・ニュース
http://www.jnews.com/
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JNEWS、経営者向けWeb2.0ビジネスの動向レポートを公開
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有料会員向けにオンライン上で各種ビジネスレポートを配信する株式会社ジャ
パン・ビジネス・ニュース(JNEWS)(本社:静岡県浜松市、代表・井指 賢)で
は、近頃注目されている次世代のネットビジネスモデル「Web2.0」に関する動向
を調査分析し、会員向けにレポートしたものを一般に公開させていただきました
のでご報告させていただきます。
いわゆる「Web2.0」と呼ばれる次世代型ネットビジネスでは、従来のホームペー
ジという概念がなくなり、ファイル単体で連携と共有を繰り返すことで情報が連
鎖していく流れを辿ります。しかしそれを一般の経営者層が具体的にイメージし
て何がどう変わるのかを理解するには、従来のネットビジネスに関する固定概念
を崩して発想転換をする必要があります。本レポートでは、そこにフォーカスし
て経営者がエンジニアとは違った視点でWeb2.0のトレンドをどのように捉えてお
くべきかを解説しています。詳細は下記のURLよりレポート本編をご覧ください。
レポート内容の概略は以下の通りです。
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過去の常識を捨てる勇気が必要になるWeb2.0的ビジネスの発想転換
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インターネットがビジネスの現場に登場してから十年を経て、ネットによる集
客や販売のノウハウがようやく定着してきた感があるが、ここへきて新たな動き
として「Web2.0」というキーワードが浮上してきた。2006/3/23号でも触れたが、
Web2.0型サービスの特徴は個々のコンテンツが連携と共有をすることにある。既
に人気化しているブログやソーシャルネットワークはその一例と言えるが、それ
がWeb2.0の全貌ではなく、極端な言い方をすると「自分(自社)のホームページ
」という概念が消滅してしまう可能性を秘めている。
ネット公開用のhtmlファイルを作り、Webサイトへアップしてアクセス数を稼ぐ
努力をする従来のサイト運営法はやがて過去のものとなり、Web2.0の時代にはワ
ープロソフトで文書を作るだけで、それをネット用のコンテンツとして公開する
ことができ、その後は他のユーザーが公開している類似コンテンツと自動的に連
携しながら情報の価値が高まっていく。それを実現させるための技術が「Ajax:
エイジャックス(Asynchronous JavaScript + XMLの略称)」と呼ばれているもの
で、ITエンジニア達の間では最もホットな話題となっているが、経営者の立場
では技術の詳細を理解することよりも、「Web2.0によって何がどう変わるのか?
」を全体的にイメージできることのほうが大切だろう。
米国でもWeb2.0のコンセプトはまだ草創期にあるため、専門家の間でも人によっ
てそれぞれ解釈が異なり、それをどんなビジネスに落とし込むことがベストなの
かの明確な回答を導き出すまでは至っていない。これはネットビジネスの第一世
代(Web1.0)が生まれた1995年頃の状況とよく似ている。ということは、Web1.0
→Web2.0の変革期を迎えている今のインターネット市場には未知なる商機がたく
さん潜んでいるはずである。そこでJNEWSが考える Web2.0的ビジネスの発想と着
目点を整理してみたい。
【コミュニティに参加することが古くなる、Web2.0的な発想】
「Web2.0の時代にはコミュニティが活発化する」という意見はよく聞かれるが、
これが正しいか間違っているかの判断は微妙だ。コミュニティ自体は旧世代から
メーリングリストや掲示板、ひいてはパソコン通信時代のフォーラムなどあり、
いずれもその時代には活発なコミュニティとして動いていた。
しかし従来のコミュニティには、ある種の「村社会としての掟」があり、コミュ
ニティ仲間とのお付き合いには気を遣う必要があった。コミュニティを盛り上げ
るには発言者の投稿に対して必ずレスを付けたり、相手を傷つけないような発言
の仕方を工夫したりと、何かと面倒な“作法”が存在していた。またコミュニテ
ィ上での活動は、ボランティア的な奉仕の精神で行うのが前提のため、あまり熱
心にコミュニティに関わりすぎると、本業の仕事が疎かにになってしまうという
欠点もある。そのため勤務時間中に社内のパソコンからコミュニティに参加する
ことを禁止している企業は多い。
一方、Web2.0の世界ではコンテンツの自発的な連携と共有によってネット全体が
一つのコミュニティとして機能するために、「特定のコミュニティに参加する」
という発想自体が古いものとなる。旧式の考え方でいえば、「自分はジャズが好
きだから、ジャズのコミュニティに入会して仲間を増やそう」ということになる
が、Web2.0ならば自分がジャズのレコードを収集(オンラインショップやオーク
ションで購入)しているだけで、勝手に同じ嗜好を持つ他のユーザーとの連携関
係が作られていく。これはネットの各所に散らばっているコンテンツを多次元的
に自動で分類する「フォークソノミー(forksonomy)」という連携スタイルによ
るものだ。
《この記事の核となる項目》
●コミュニティに参加することが古くなる、Web2.0的な発想
●従来のリンク機能とフォークソノミーによる連携との違い
●Web2.0サービスの実例から学ぶ情報連鎖の仕組み
●ソーシャルブックマークがもたらす情報伝播の高速化
●ソーシャルブックマークによる大量アクセス発生の流れ
●他人のためでなく“自分のため”が基本のWeb2.0的な情報センス
●ポータルサイトが狙うWebアプリケーションの将来性
●オンラインワープロによって変わる情報発信術
●表計算データの連携による新たな会計システム
●Web2.0時代のネットビジネス戦略と着眼点
●Web2.0時代のポータルサイトイメージ
●顧客の流れを変えるソーシャルサーチの影響力
●設備よりもコンテンツに対する投資の重要性
●Web2.0のサービスモデルにみる、連携と共有の次世代ビジネス
●オンライン旅行予約サイトに変わる新たな旅行ビジネスの台頭
●比較検討サービスの普及で変わるオンライン消費者の購買行動
●ブログの普及が向上させるアフィリエイト販売機能とその影響力
●他サイトとの高度な連携が鍵となるeコマース業界の将来像
※レポート本編はこちらからご覧ください。
■過去の常識を捨てる勇気が必要になるWeb2.0的ビジネスの発想転換
http://www.jnews.com/special/reports/200604/200604.html
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